塾長講話より!

 

盛和塾の機関誌124号に(企業統括の要諦 従業員をモチベートする)と言う塾長講話がありましたので紹介しますね。

これは2013年稲盛和夫経営哲学報告会(中国成都)での塾長講話です。

この塾長講話は従業員をいかにモチベートするべきかと言う事について、お話しされています。なぜなら、それは小さな企業を大きく発展させるための第一歩であると同時に、大きくなった企業を維持し、さらに成長させていくには不可欠な要素であり、経営における永遠の問題であると考えておられるそうです。

 

 

大きな会社の経営者も小さな会社の経営者も皆さんが悩みにされているのが(従業員をモチベートし、企業を燃える集団とし、成長発展させ続ける事)です。そこで零細企業にすぎなかった京セラの創業から、今日までの実際の経験を紹介しながら、稲盛和夫氏は経営者は従業員とどのように接するべきかについてお話しされています。

 

 

1 従業員をパートナーにする

 

 

社長[経営者] と同じ気持ちになって仕事にあたり、事業を支えてくれて、まさに社長[経営者]と一心同体になって仕事をしてくれる共同経営者とする事。そう言う、心と心が通じあった関係、まさに一体感をもった会社、そういう組織をつくっていく、これが企業統治の第一歩であると稲盛和夫氏は言っています。

 

 

2 従業員を自分に惚れ込ませる

 

社長[経営者]であるあなたに惚れ込んで、どこまでもついてきてくれる人たちをつくり、そのようなすばらしい人間関係をベースとして、会社を発展させ、彼らを幸せにしていかなければならないのです。それは、従業員の誰よりも懸命に努力するという、経営者として仕事にあたる姿勢でしょうし、仕事が終わった後に、わずかであっても身銭を切って、従業員をねぎらってあげるといったような、相手を思いやる姿勢でもあるでしょう。そのような自己犠牲をもって、稲盛和夫氏は従業員の心を動かす事が、まずは前提だと言っています。

 

 

3 仕事の意義を説く

 

稲盛和夫氏は、毎晩従業員を集めては、仕事の意義を説いていったのです。仕事の意義を説く事によって従業員も、自分のやっている仕事に意義を見出せ、気持ちが高ぶり、持てる力を最大限発揮してくれます。

 

 

4 ビジョンを掲げる

 

企業に集まる人々が共通の夢、願望を持っているかどうかで、その企業の成長力が違ってきます。すばらしいビジョンを共有し、(こうありたい)と会社に集う従業員が強く思えば、そこに強い意志力が働き、夢の実現に向かって、どんな障害も乗り越えようという、強大なパワーが組織にうまれてくるそうです。稲盛和夫氏は、それを従業員と共有し、そのモチベーションを最大限に上げていくことが企業を発展させていくにあたり、大きな推進力になると言っています。

 

 

5 ミッションを確立する

 

(全従業員の物心両面の幸福の実現)という会社の目的は、経営者の私利私欲を超えた、従業員の為という(公)のものであり、まさに(大義)のなのです。この大義というものが、人を動かす大きな力を持っているそうです。稲盛和夫氏はミッションを、全社員で共有でき、そのモチベーションアップにつながるような、公明正大な企業目的を持つと言う事が、企業統治にあたって一番大事な事と言っています。

 

 

6 フィロソフィーを共有する

 

経営者自身がフィロソフィーを学び、それを通じて心を高めていく。そして、自分自身を高めるだけではなく、フィロソフィーを従業員に語り、社内で共有する事にもつとめていかなければなりません。フィロソフィーを共有する事で、従業員の意識が変わり、経営者と心を一つにして、誰にも負けない努力をしてくれるようになれば、企業も必ず成長発展を遂げていく。 これこそ、まさに経営の要諦だと稲盛和夫氏は言っています。

 

 

稲盛和夫氏は、企業を大きく成長発展させていくには、まずは従業員を経営者に惚れさせること、仕事の意義を説くこと、さらにはビジョンを高く掲げ、ミッションを確立する事、またフィロソフィーを説き続け経営者自身の心を高めていくことを徹底して行い、従業員に共鳴し、賛同してもらい、そのモチベーションを高めていくしかないと言っています。

 

 

地味に聞こえるかもしれませんが、シンプルに、人の掌握こそが、企業成長の絶対条件でしょうね。コツコツ実践していきましょうね。塾長講話サイコー(笑)

 

以上、稲盛和夫、盛和塾の塾長講話(従業員をモチベートする)方法でした。